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アンダースン中尉の隼の防弾板には多数の機銃弾が命中していた。
しかし、貫通されていなかった。隼の防弾板がアンダースン中尉を守ったのだ。
そして今からアンダースン中尉の隼は分解され、部品取り用に使われる。
「じゃあな…」
アンダースン中尉は整備隊の倉庫から去ろうとする。
「アンダースン中尉殿、
待って下さい。」
話をしていた整備兵が呼び止める。
「…ん?」
「後で通達があると思いますが、明日には補充機が来るそうです。」
「そうか…
教えてくれて有難うな。」
「いえ、アンダースン中尉殿も気を落とさず…」
「ははは、そうだな。」
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