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二機の隼はウォーホークの編隊を引き離す様に全速で飛ばす。
しかし、なかなか引き離せない。
隼は格闘戦重視の機体だ。一撃離脱戦重視のウォーホークと違い、余り速度が出ないのだ。
「状況不利ってか!」
機体を横滑りさせ、迫る機銃弾を避ける。
《サクヤ軍曹、まだ生きてるか!》
《はい、何とかァ!》
《頑張れ!
もう少しで友軍が来るぞ!》
《はい…!
前方に機影…味方!?》
後ろから追っているウォーホークがバラけた。前方の編隊を前に追撃を諦めたのだ。
《そうだな、迎撃戦隊のお出ましだ。後は彼らに任せよう!》
《やったァ!助かった!》
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