388人が本棚に入れています
本棚に追加
/807ページ
「…」
「…」
「…」
予想外のタカマチ少佐の挨拶にある者は唖然とし、またある者は固まっていた。
しかし、一部の者は苦笑いしている。
そして苦笑いしている者同士はお互いに「お前もか」と視線を合わせる。
アンダースン中尉もその中の一人であった。
そう、彼らはかつてタカマチ少佐(教官)の教え子達であった。
そして、アンダースン中尉は遠い目でタカマチ少佐を見つめた。
当人のタカマチ少佐は返事が無いことに首を傾げたが、話を続けた。
《皆さん元気無いですね…
それでは副司令官よりご紹介して頂きました。第一臨時教導隊、部隊長のタカマチ少佐です。
これからの三週間、宜しくお願いします!》
そして敬礼した。搭乗員達も慌てて、
「「お願いします!!」」
と、敬礼で返した。
最初のコメントを投稿しよう!