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「いやぁ…
あん時のタカマチ教官は恐かったな…。」
アンダースン中尉は苦笑いしながら頭を掻いた。
「恐かったって、
どれだけだったんですか?」
フランカ上等兵が遠慮なく質問する。
「ああ…
タカマチ教官と模擬戦をするぐらいなら一個大隊を相手にする方がどんだけ楽か…
教導隊の白い悪魔の名はだてじゃないって事さ。」
「へぇ…
私ってそんなに恐いんだ。」
「そうそう、わたし…って!?
タカマチ教官殿っ!!」
いつの間にかサクヤ軍曹とユベール伍長の姿が消えて、替わりにタカマチ少佐がいた。
アンダースン中尉の顔が一瞬で真っ青になる。
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