初飛行と…

11/16
前へ
/807ページ
次へ
  《ふ、振りきれない!?》 ユベール伍長が焦る。その焦りを読み取ったか、アンダースン中尉が呟く。 「…あたり前だ。こっちは降下で速度を底上げしてるんだ。」 《サクヤ軍曹はフランカ上等兵を落とせ! 俺はユベール伍長を落とす!》 《了解!》 アンダースン中尉達を振りきろうとするユベール伍長達の飛燕。 しかし、アンダースン中尉達の飛燕がそれを許さず。ユベール伍長達を追い続ける。 さらにアンダースン中尉はユベール伍長の飛燕を照準器に捉え続けた。 そして個人無線から小隊無線に切り替える。 《こちらアンダースン中尉、ユベール伍長を撃墜だ!》 《くっ…負けました。》 ユベール伍長の飛燕が合図に翼を振った。
/807ページ

最初のコメントを投稿しよう!

388人が本棚に入れています
本棚に追加