初飛行と…

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  アンダースン中尉はユベール伍長の合図を見送る。 「よし、撃墜…っと。 さて…サクヤ軍曹とフランカ上等兵はどうだろ…?」 その頃… サクヤ軍曹の飛燕はフランカ上等兵の飛燕を追い続けていた。 サクヤ軍曹はフランカ上等兵の飛燕を照準を捉えるがすぐに外されてしまう。 フランカ上等兵は背後のサクヤ軍曹の飛燕に集中する。 「この…!」 そして、サクヤ軍曹の飛燕の動きに合わせて回避運動をとる。 「どうしよォう… 頼りのユベール伍長が隊長にヤられたし… このままだと、アンダースン隊長が合流して…」 フランカ上等兵は暗雲な気分になった。 「勝てる気がしない… でも、やるしかないんだ!」 再び気を張りながらサクヤ軍曹の動向を注意する。そしてある事に気が付く。
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