388人が本棚に入れています
本棚に追加
《くっそォ!撃墜された!!》
サクヤ軍曹が悔しがる。そして合図に翼を振る。
「よし、これで同数。
アンダースン隊長は…」
《フランカ上等兵!
最後まで気を抜くなよ。ほれ、撃墜だ。》
《えっ…あぁ!?》
フランカ上等兵が後方を確認すると、アンダースン中尉の飛燕がいた。
《サクヤ軍曹を撃墜したまでは良かったが…
後方の確認を怠っていたのは頂けないな…。》
《すいません…。》
アンダースン中尉の指摘にフランカ上等兵がしょげる。
《まあいいさ…
初飛行であれだけの大技をかましたんだ。上出来だ!》
《はい、有難うございます!》
今度はアンダースン中尉に褒められ、フランカ上等兵は笑顔になる。
最初のコメントを投稿しよう!