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すぐにフジ教導隊が四機編隊のまま、突っ込んできた。
「まったく、
見事な四機編隊だなァ!」
悔しまぎれにアンダースン中尉が叫ぶ。
そして教導隊とすれ違い、互いに切り返す。アンダースン中尉の二機編隊はまわり込もうとする。
《アンダースン中尉からユベール伍長、
こっちで教導隊を引き付ける。高度3500まで上がれ!》
《了解!》
《サクヤ軍曹、今から無茶な動きをとる。しっかり付いてこい!》
《はい!》
ここでアンダースン中尉の二機編隊は教導隊に斬り込む。
もちろん技量随一の教導隊は難なく回避する。そして、追い抜いたアンダースン中尉の二機編隊を追った。
「よし、食い付いた!」
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