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《同じ戦法は通じ無い!
タカマチ少佐から各自、相手の離脱後に追撃。撃墜(おと)すよ!!》
了解!!
部下達の頼もしい返事とは対照的にタカマチ少佐は呆れ顔で溜め息をつく。
「まったく…
何で同じ戦法を繰り返すかな?」
同じ戦法なら対処のしようがある。それも先ほどと同じ戦法ならば、余計に対処しやすい。
「残念だけど、終りよ!」
しかし、タカマチ少佐の予想とは違う事となる。
アンダースン中尉達、三機編隊の飛燕は教導隊を突き抜けた。
《今だ!》
了解!!
アンダースン中尉の声と共に三機の飛燕は二機と一機に別れ、それぞれ動き始めた。
《くっ!
まずは急上昇した飛燕を追う、各自は散開した相手に注意しながら援護をお願い!》
タカマチ少佐はやや驚きながら、すぐに部下に指示を出す。
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