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《二人は無事かァ!!》
背後に迫るタカマチ少佐の飛燕に注意しながら、ユベール伍長とフランカ上等兵の安否を気にする。
《こちらユベール伍長、
やられました｡後方から二機、追尾されてます！》
切迫したユベール伍長が現状を報告してきた。
「くっそォ！
罠にはまったのはこっちか…」
苦々しく呟きながらスロットルを絞り減速させ、フットバーを蹴り、機体を横滑りさせる。
アンダースン中尉は突如の機動で相手が対応出来ず、飛び出すのを狙ったが…
「勢い余って、
飛び出さないわよ！」
と、タカマチ少佐はアンダースン中尉の動きに合わせて、スロットルを絞り減速して背後に付き続ける。
「くっ…
やはり振りきれないか。
ならば…っ！」
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