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アンダースン中尉とタカマチ少佐の機体は、横転の途中で飛行姿勢が相反する。
その瞬間にアンダースン中尉は急旋回で引き離した。
「よし、引き離した。」
アンダースン中尉は安堵して、周囲を見渡す。
するとアンダースン中尉の視界に教導隊の二機に追われるユベール伍長達が入っってきた。
《二人とも待ってろ、今助ける!》
そしてアンダースン中尉は教導隊の二機の背後に迫る。
教導隊の二機はアンダースン中尉に気が付き、横転しながら追撃を諦めた。
そして…
《…タカマチ少佐から全機へ、
時間よ。これで模擬戦を終了します。なお離脱機は隊に戻り、基地に帰投せよ。》
《了解!!!》
タカマチ少佐の指示を空元気で答えるアンダースン隊の面々。
すでに疲労がピークらしく、機体がフラフラと揺れ動いている隊員もいる。
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