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「そうよ。
私達は明後日、教導隊と模擬戦があるの。だから羊羹で…」
「今日の模擬戦の事を出来るだけ話してって事?」
「そうそう………って!?」
アキラは今さらだが、フランカ上等兵以外の人物に気が付いた。
「あ…タカマチ少佐殿………」
アキラはゆっくりと後ずさり、部屋の入口に移動する。
「あはは…
それでは失礼します!」
アキラは敬礼しながら慌てて部屋を後にした。その後、廊下を疾走する音が離れていった。
「逃げたな…。」
フランカ上等兵が小さく呟く。
「さっきの子は?」
「はい、クラッカー隊のイスミ・アキラ准尉です。…私の友達であります。」
「そう…」
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