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「すいません、あはは…」
「……。」
とりあえず笑って誤魔化すフランカ上等兵。しかし、タカマチ少佐との間に気まずい空気が流れる。
(アキラ…
よく周りを見てよォ~!)
フランカ上等兵が内心で叫ぶが、虚しかった。
「あれ…爆音?」
フランカ上等兵の心の叫びとは関係なくタカマチ少佐が立ち上がり、窓に近づく。
「あ、はい。夜警(夜間警戒)の屠龍かデファイアントですね。」
「そうなんだ…」
フランカ上等兵の説明を聞きながら、滑走路を見る。
そこには離陸待ちの屠龍がいた。
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