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タカマチ少佐の見ている間に、屠龍が滑走路を走り始めた。
だんだんと速度を上げながら、機体が浮く。
そして一気に上昇し、夕焼け空に舞い上がった。
そして、すでに上空で待機していたもう一機の屠龍と合流し、夜間の警戒任務に就く。
「行っちゃったな…」
タカマチ少佐が屠龍を見送り、フランカ上等兵に向き直る。
「フランカさん。」
「はい、ごめんなさい!」
フランカ上等兵はタカマチ少佐に呼ばれ、とっさに謝る。タカマチは少し困った顔をする。
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