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「謝らなくても大丈夫よ。
それより…」
タカマチ少佐の視線はフランカ上等兵が握る羊羹に注がれる。
「私にも、羊羹頂けない?」
「えっ…はい!」
フランカ上等兵は羊羹を二つに分けてタカマチ少佐に渡した。
「有難う。
私、甘い物が大好きだなの。」
「タカマチ少佐もですか?
私も甘い物は好きです。」
「ふふふ。
甘い物好き同士、宜しくね。」
「はい、宜しくお願いします!」
タカマチ少佐との気まずい状況を打破したフランカ上等兵。これからの二週間、楽しくなりそうである。
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