ハリボテ

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  アキラ准尉が倉庫の向こうに視線を向ける。 その向こうには、アンダースン中尉の部隊の機体があるはずだ。ここからはあまりにも遠すぎる。 「…もしかして、サボり?」 「いえ、極秘の手伝いです。」 「極秘の手伝い?」 「はい、そうです。見ますか?」 「…いいの? 極秘…つまり軍規に関わる事じゃないの?」 アキラ准尉が不安そうな顔をした。しかし、フェイル曹長は笑っている。 「…確かにあまり人には知られたくないですね。 でも、アキラ准尉殿が話さなければ大丈夫ですよ。」
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