388人が本棚に入れています
本棚に追加
アキラ准尉が倉庫の向こうに視線を向ける。
その向こうには、アンダースン中尉の部隊の機体があるはずだ。ここからはあまりにも遠すぎる。
「…もしかして、サボり?」
「いえ、極秘の手伝いです。」
「極秘の手伝い?」
「はい、そうです。見ますか?」
「…いいの?
極秘…つまり軍規に関わる事じゃないの?」
アキラ准尉が不安そうな顔をした。しかし、フェイル曹長は笑っている。
「…確かにあまり人には知られたくないですね。
でも、アキラ准尉殿が話さなければ大丈夫ですよ。」
最初のコメントを投稿しよう!