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「…覚えてますか?
先の奇襲で他の基地から戦闘機や爆撃機が、このウエワク基地に避難してきた事を。」
「あっ、うん。私も受け入れを手伝ってて、大変だった。」
「…実は避難してきたのは航空部隊だけでなかったのです。
生き残った整備兵や防空部隊がこのウエワク基地に押し掛けて来たんです。」
「そうだったの?」
アキラ准尉は驚く。
「はい。
とりあえず負傷者は輸送機で後送しましたが、中にはトラックで高射砲を引っ張って来た連中までいましたから。臨時に基地防空隊に編入しました。
そのため、対空砲と人員が一気に増えましたね。」
「へぇ…そうだったの。」
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