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そしてアンダースン隊が着陸、それぞれの駐機場に移動する。
アンダースン中尉が風防を開けて機体から降りていると、すぐ隣を基地守備隊の車輌が走り抜けて行った。
「脱出した敵搭乗員が、あっちに降りたみたいですね。」
整備兵が説明する。
「そうか。」
「アンダースン隊長!」
そこにサクヤ軍曹が駆け寄ってきた。
「おう、サクヤ軍曹か!機体はどうだった?」
「はい、エンジンの故障でした。部品交換で直るそうで、明日から飛べます。」
「そうか、よかったな。」
「はい、それでは失礼します!」
そして敬礼、去って行った。
「さて、後は任せた。」
アンダースン中尉はその後を整備兵に任せて、ユベール伍長の飛燕の駐機場に向かった。
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