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「あっ…その…
は、隼も乗れますよ。」
頭を抱えるアンダースン中尉に慌ててフランカ上等兵が付け足す。
「始めの隊は隼で、前の部隊になってから屠龍に機種改変したんです。でも…」
フランカ上等兵が視線を落とし、
「昨日の奇襲で私を残して部隊は全滅。みんな…
足の遅い屠龍で戦闘機と戦って…
隊長が…
お前だけでも逃げろって…」
「…。」
「だから…私は…私は…っ!」
フランカ上等兵の目に涙が溜まる。アンダースン中尉がフランカ上等兵を慰める。
「すまない…
その…みんなの仇を取ろうな…
あと、機体は予備から回してもらうから…」
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