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もう一人の憲兵はその人物が思い出せず、首を傾げる。彼はそれに呆れ、説明する。
「お前なァ…
《大根婦人》だよ。ちょうど、この基地にいたろ?」
「あぁ!あの部隊の隊長か!!」
そこでやっと思い出したようだ。うんうんと頷く。
「よし、俺が呼んでくるから…」
「その必要はないわよ。」
「「!?」」
二人の憲兵が声のした方を見ると、一人の女性士官と部下らしい二人の下士官が扉を開け、入ってきた。
「ミ、ミハエル特務大尉に敬礼!」
二人の憲兵は慌てて敬礼する。
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