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「あら、ごめんなさいね。」
「―――――ッ!!!!????」
ブロード大尉の抵抗に何とか口に大根が入るのは防ぐ事が出来た。しかし、額に大根が張り付いてしまった。
激痛とも熱とも解らない感覚でブロード大尉は声にもならない声で叫ぶ。
「貴方が暴れるから…
ほら、あ~ん。」
ミハエル特務大尉はブロード大尉の額に張り付く大根を剥がし、再び口元に運ぶ。
「冷めてしまわないうちに…」
確かに大根は少し冷めたようだが、それでも熱かった。
ブロード大尉は額に赤い跡を残し、半泣きどころかボロボロと涙を流しながら何かを話そうとしている。
しかし、強制的に口を開けられているので話せなかった。
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