388人が本棚に入れています
本棚に追加
「ふふ、喋る気になったの?」
ミハエル特務大尉は箸の動きを止めてブロード大尉を見つめる。
ついでに部下に指示して押さえた口を離した。ブロード大尉は泣きながら呟く。
「捕虜の虐待は…
戦時法違反で…」
しかし、ミハエル特務大尉はしれっと答えた。
「何を言ってるのかしら?
私はただ、我が国の《伝統料理》をご馳走しているだけよ。」
そして再び。
「はい、あ~ん。」
「いゃああぁあぁぁっ!?」
その後…
口を酷く腫らしたブロード大尉は力無く自分の任務の事を話し始めた。
もう二度とオデンを食べないと誓いながら…
最初のコメントを投稿しよう!