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ミハエル特務大尉が捕虜から得た情報はすぐさま基地司令部に、さらに上層部に伝えられた。
もちろん末端の兵士達にも情報が来た。
「てえっと、敵は再び軍港を襲うのか?」
「そのようです。先の奇襲で空母三隻沈み、残ったのは一隻になりましたからね。
きっとトドメを刺すつもりなのでしょう。」
アンダースン中尉とサクヤ軍曹が搭乗員服を着ながら話す。
そこにユベール伍長が会話に参加する。
「それにしても…
海軍の支援要請なんてよく受けましたね。」
「全くだ。海軍と陸軍の仲は悪いってはなしだったんだけどな。」
「ま、うちの司令官は凄いよ。
《困ったらお互い様だ!》で海軍の支援要請を受けたんだから。」
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