偽リノ攻撃

8/63
前へ
/807ページ
次へ
  「ん? 最後がよく聞こえなかったが…」 フランカ上等兵の言葉を聞き逃したアンダースン中尉が聞き返すが… 「…いえ、何でもないです。 ほら、アンダースン隊長。最後の機体が発進しますよ。」 と、誤魔化すように滑走路に視線を向けた。 アンダースン中尉も慌てて滑走路の方に向くと、一機の屠龍が滑走路から飛び出していく所であった。 「全機の発進を確認。 アンダースン隊長、駐機場に戻りましょう。」 「ん…そうだな、戻るか。」 アンダースン中尉他、居残り組の搭乗員は各々の駐機場に戻っていく。 ここからなら歩いて五分もかからない。
/807ページ

最初のコメントを投稿しよう!

388人が本棚に入れています
本棚に追加