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「ん?
最後がよく聞こえなかったが…」
フランカ上等兵の言葉を聞き逃したアンダースン中尉が聞き返すが…
「…いえ、何でもないです。
ほら、アンダースン隊長。最後の機体が発進しますよ。」
と、誤魔化すように滑走路に視線を向けた。
アンダースン中尉も慌てて滑走路の方に向くと、一機の屠龍が滑走路から飛び出していく所であった。
「全機の発進を確認。
アンダースン隊長、駐機場に戻りましょう。」
「ん…そうだな、戻るか。」
アンダースン中尉他、居残り組の搭乗員は各々の駐機場に戻っていく。
ここからなら歩いて五分もかからない。
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