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サクヤ軍曹は少し興奮気味に答える。彼にとっては初めての部隊(小隊)指揮である。
嬉しくてしょうがないようだ。
そして少し遅れるように一機の隼が接近してきた。
《こちらタカマチ少佐、
そこの隼!どうかしたのか?》
《こちらアンダースン中尉、
愛機の故障で飛燕から隼に乗り換えました。原隊に復帰します!》
《こちらタカマチ少佐、
アンダースン中尉、その機体(隼)で大丈夫か?》
《まあ、何とかさせます!》
アンダースン中尉は操縦席から敬礼した。タカマチ少佐は呆れながら、まあいいわよ。と原隊復帰を許可した。
《アンダースン隊長、お帰りなさい!》
隊に戻ったアンダースン中尉を迎えた第一声はフランカ上等兵であった。
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