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各小隊が同じように、急降下させながらそれぞれ狙ったリベレーターを銃撃。
一機が空中爆発で散り、二機が森に墜落した。
そこから爆撃機が一斉に銃撃を開始した。それを合図に各小隊に別れ、それぞれ動き始めた。
《こちらサクヤ軍曹、
再び上昇後に攻撃する。》
了解!
アンダースン隊は敵編隊を抜け、上昇する。
その間にだいぶ離されたが、飛燕の加速力で何とか敵編隊に追いつく。
一機を除いて…
「はあ…やっぱりなァ…」
アンダースン中尉が溜め息まじりに言った。サクヤ軍曹は見事に舞い上がっているのか、アンダースン中尉の事を忘れているようだ。
小隊用周波数からはサクヤ軍曹の声がしきりに聞こえている。
「ダメだ…
サクヤ軍曹、初めての小隊指揮でハイになってら。」
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