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再び溜め息。アンダースン中尉の隼は低空を飛んで、様子を見る。
「おいおい…
護衛がこっちの戦闘機を追いかけて行ってるよ…」
どうやら爆撃隊と護衛の連携が上手くいってないようだ。
「ならば、
各個撃破するだけだな…
よし、俺は部下を追うか。」
アンダースン中尉はそう言って、機体を上昇させる。
とりあえず高度を稼ぎ、いつでも部下達を援護できるようにする。
《…くそ外した、次に行くぞ!!》
《了解！》
アンダースン中尉が小隊無線に切り換えると、サクヤ軍曹の焦る声が入ってきた。
「サクヤ軍曹…
何やってるんだ…？」
どうやら先の防空戦でアンダースン中尉が行なった対爆撃機戦法をやっているようだ。
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