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しかし、気持ちばかり焦るサクヤ軍曹はアンダースン中尉の戦法を上手く使えていない。
まず、サクヤ軍曹を先頭にフランカ上等兵とユベール伍長が背後につく。
そしてサクヤ軍曹が爆撃機に正面から突撃、敵の銃撃を引き付ける。
そのすぐ後にフランカ上等兵とユベール伍長が後に続き、リベレーターに銃弾を叩き込む。
これでリベレーターは撃墜されるはずである。しかし…
《こちらユベール伍長、
リベレーターのエンジンから炎が…っ！》
ユベール伍長が振り返り、戦果報告しようとしたが止めた。
《こちらサクヤ軍曹、
ユベール伍長どうした？》
《こちらユベール伍長、
ダメです。エンジンを消火されました！》
《ちいっ！
アンダースン隊長の時は撃墜できたのに…》
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