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《よし追いついた。
ユベール伍長、撃てェー!》
アンダースン中尉がユベール伍長に指示を出しながら発砲した。
二機の曳光弾がライトニングに迫るが、すぐに気が付いて回避する。
しかし、減速していながら無茶な機動をとっていたために一機のライトニングが尾翼から落ちる。失速したのだ。
ライトニングの搭乗員は慌てて機体を操作したが、あまりにも高度が低く過ぎている。
失速したライトニングは体勢を立て直せず、そのまま尾翼から森に墜ちた。
「失速したか…」
アンダースン中尉が、ライトニングが墜落するのを見送りながら言った。
もう一機のライトニングも速度を上げて逃げる。
サクヤ軍曹とフランカ上等兵が追撃しようとしたがアンダースン中尉が止めさせる。
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