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一機のスピットファイヤーが二機のライトニングに追われている。
ライトニングは散発的に発砲するが、スピットファイヤーの搭乗員は巧みに機体を操りかわす。
《こちらラーゲリ准尉、
誰か後ろのライトニングを追っ払ってくれ!!》
アンダースン中尉はスピットファイヤーの搭乗員の声に答えるように側面からライトニングに殴り込む。
「前ばかり見て、周囲を見ないとは。搭乗員は素人か新人か…」
アンダースン中尉が呆れ顔で呟く。普通ならば側面から接近するアンダースン隊に気が付いて何かしらの行動をとる。
しかし、二機のライトニングはスピットファイヤーを追っていることに夢中らしく、まったく気が付いていなかった。
《そこのスピットファイヤー!
助けに来たぜ!!》
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