388人が本棚に入れています
本棚に追加
《先ずは先頭だ!》
《はいっ!》
アンダースン中尉の声にユベール伍長が答え、ほぼ同時に先頭のライトニングを銃撃した。
二機分の曳光弾がライトニングに伸びていく。
今さらだが、二機のライトニングが気が付いて回避運動をとったが、すでに手遅れだった。
先頭のライトニングは右側エンジンに銃弾が命中。煙を吐き出し、逃げていく。
もう一機のライトニングはとっさに横転して回避運動をとった。
回避したライトニングはアンダースン中尉達、二機の動きを見ながら動くようだ。しかし、それは反対方向に無防備な下腹部をさらしているのだ。
そして、その反対方向には援護のためにサクヤ軍曹達がいた。
《サクヤ軍曹、フランカ上等兵。今だ、やれ!》
了解!
最初のコメントを投稿しよう!