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《なにっ!?
フランカ上等兵、味方か敵か!》
《わ、わかりません。逆光で良く見えないです!!》
「ちっ…
太陽を背にしているのか…」
アンダースン中尉が眼を細めながら見上げ、言った。
《こちらユベール伍長、
アンダースン隊長、回避運動を。上空のが敵でしたら危険であります!》
《おう、そうだな。サクヤ軍曹達は右に、俺達は左に回避しろ。》
《こちらサクヤ軍曹、了解!》
アンダースン中尉達とサクヤ軍曹達が左右に別れた。そして、それと同時に上空の機体が急降下して距離をつめてきた。
「やはり敵か…っ!
あれは…飛燕!?」
アンダースン中尉が驚く、なにせ味方機がまるでこちらに攻撃を仕掛けようと急降下してきたからだ。
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