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アンダースン中尉の乗る隼は速度を上げ、空に舞い上がった。
次に待機していたサクヤ軍曹の隼が滑走し始めた。
《サクヤ・ツルギ、
参ります!》
サクヤ軍曹の隼が滑走路から飛び立つとユベール伍長が発進し、フランカ上等兵が最後になった。
《フランカ上等兵、
発進します!》
フランカ上等兵が愛機を加速させた。ふっと身体が浮く感覚。
フランカ上等兵のスピットファイヤーは大地を蹴り、ウエワク基地を離陸した。
アンダースン隊の発進を基地管制官が確認すると次の隊を滑走路に誘導し始めた。
アンダースン中尉を先頭に四機の戦闘機は他の戦闘機と供に旋回、針路を南東に向けた。
さらに別の管制官に誘導され、艦隊を見つけた偵察機と合流することになった。
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