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なお、誘導は海軍の水上偵察機であった。どうやら敵の上陸部隊を見つけたのは彼らのようだ…
本来ならば海軍の艦隊が出てくれればよかったのだが、
先の奇襲で湾内から艦隊が出られないらしい。
「とりあえず、出せるモノは全て出そうって事か…」
アンダースン中尉は気が付くと眼下はすでに洋上で、味方の駆逐艦と巡洋艦が機関を全開にして敵艦隊へと急行していた。
それから二十分ほど…
誘導の水上戦闘機が翼を振り、機体を大きく旋回させた。
直後、誰かの無線が告げる。
《一時方向に敵機発見!》
《おっ…いたいた!》
アンダースン中尉は前方を睨み、敵機を見つけた。
誘導の水上偵察機は空中戦に巻き込まれないように退避し、アンダースン中尉ら戦闘機隊は敵編隊に襲いかかろうとした。
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