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アンダースン中尉は機体を急上昇、そのまま背面飛行ですれ違った敵機を追う。
サクヤ軍曹や他の隼もアンダースン中尉を真似するように機体を切り返し、敵の背後につこうとしていた。
「P‐40〝ウォーホーク〟と、
P‐39〝エアラコブラ〟か…」
敵の機種を確認したアンダースン中尉が呟く。
すれ違った敵機も機体を旋回させ、こちらに回り込もうとしたが、
「させるかよォ!」
アンダースン中尉が叫び、機銃を放った。
後からサクヤ軍曹や他の隼も身近な敵機に銃撃をかける。
すぐに三機を撃墜、数機が白煙を吐き出す。
ここで敵も背後につかれたのに気が付いて、編隊を解いてバラバラに散開した。
「おっと、
こちらに気が付いたか。」
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