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散開した敵機の中、アンダースン中尉は急上昇をするエアラコブラに狙いを定めた。
「二機目っ!」
アンダースン中尉の隼が機首の12・5ミリ機銃を素早く発砲し、エアラコブラの機体後部を撃ち抜く。
エアラコブラのエンジンは操縦席の後ろにあり、アンダースン中尉はそれを狙ったのだ。
エンジンを破壊されたエアラコブラはプロペラが停止。
バランスを崩し、そのままの体勢で落下。海面に叩きつけられた。
《アンダースン隊長が、二機目を撃墜!》
《サクヤ軍曹か?》
ふと背後にからサクヤ軍曹の隼が追い抜き、翼を振った。
《二時方向、下方に敵機です!
自分が攻撃しますので、援護をお願います!》
《おう、任せろ!》
サクヤ軍曹の隼が翼を翻し降下、アンダースン中尉も後に続く。
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