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時間は少し戻る…
ウォーホークを追うユベール伍長のハリケーンが、主翼の7・7ミリ機銃8挺をばら蒔くように撃ちまくる。
それはまるで弾丸の雨であった。
その雨の中に突っ込んだウォーホークは文字通り、穴だらけになり撃墜された。
《よし、一機撃墜!》
ユベール伍長が気を抜いたその時、曳光弾がユベール伍長のハリケーンの脇を飛び抜ける。
「!?」
自分が撃たれたと思ったユベール伍長だったが、黒煙を吐きながらもう一機のウォーホークが墜ちていった。
《こちらフランカ上等兵、
敵機を撃墜。ユベール伍長、ひとつ貸しですよ。》
ユベール伍長が振り返ると、フランカ上等兵のスピットファイヤーがいた。
《ありがとう、助かった!》
《ふふふ…
後で何かおごって下さいね。》
《うぐ…わかった…》
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