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運良く、アンダースン隊は距離があったために、襲われずにすんだ。
すぐにユベール伍長とフランカ上等兵はアンダースン中尉の背後に戻り、
《アンダースン隊長!
ユベール伍長とフランカ上等兵の二名、ただ今戻りましたァ!》
と報告した。すぐにアンダースン中尉も応え、
《おぅ、両名の燃料残量はどのくらいか?》
《あっ、はい。
私は十五分は戦えます。》
《自分は十分程です。》
《そうか…》
そして、アンダースン中尉は悩んだ。
ユベール伍長のハリケーンの航続距離は約750キロ。
フランカ上等兵のスピットファイヤーは約900キロとわりと航続距離が短い。(隼の航続距離は約2600キロ)
(下手をすると、燃料切れで二人が帰れなくなるな…
よし、先に帰投させるか。)
《こちらアンダースン中尉、
ユベール伍長とフランカ上等兵は帰投せよ、俺とサクヤ軍曹は時間を稼ぐ。》
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