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ここで厄介だったのは射撃計算された高射砲や機関砲よりも、一人、二人で操作する小口径機銃であった。
これらの機銃は簡単な照準器が付いているだけで、操作する人が狙って射つのだ。
目の前の巡洋艦の先端を飛び越し、軽空母に迫る。
「まだ発進するのか!」
アンダースン中尉が驚き、軽空母を睨みつける。
すでに軽空母は十機以上も発進させていた。
しかし、甲板上には数機の戦闘機が発進を待っていたのだ。
《サクヤ軍曹、行くぞ!!》
《はっ、了解しました!》
ここでアンダースン中尉は機体を引き上げ、真正面から軽空母に襲いかかる。
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