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アンダースン中尉らの隼は再び、高度を下げて離脱する。
軽空母をやられた怒りからか、駆逐艦や巡洋艦の機銃が猛烈な勢いでアンダースン中尉らの隼に集中する。
《機銃弾が…
追いかけて来るゥ!!》
アンダースン中尉の情けない声が無線越しに聞こえてきた。
《アンダースン隊長、大丈夫ですか!》
《おぅ!
自慢じゃないが、まだ一度も死んだ事は無いからな!!》
《当たり前です!!》
サクヤ軍曹が突っ込む。そしてアンダースン中尉は腕時計を確認して思った。
(そろそろ…
艦隊攻撃の第二陣が来る時間だ!)
すると、アンダースン中尉らの隼に攻撃していた高射砲が射撃を止めて、向きを変えて発砲し始めた。
《アンダースン隊長!》
《おぅ!ありゃ…》
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