上陸阻止

21/22

387人が本棚に入れています
本棚に追加
/807ページ
  アンダースン中尉らの隼は再び、高度を下げて離脱する。 軽空母をやられた怒りからか、駆逐艦や巡洋艦の機銃が猛烈な勢いでアンダースン中尉らの隼に集中する。 《機銃弾が… 追いかけて来るゥ!!》 アンダースン中尉の情けない声が無線越しに聞こえてきた。 《アンダースン隊長、大丈夫ですか!》 《おぅ! 自慢じゃないが、まだ一度も死んだ事は無いからな!!》 《当たり前です!!》 サクヤ軍曹が突っ込む。そしてアンダースン中尉は腕時計を確認して思った。 (そろそろ… 艦隊攻撃の第二陣が来る時間だ!) すると、アンダースン中尉らの隼に攻撃していた高射砲が射撃を止めて、向きを変えて発砲し始めた。 《アンダースン隊長!》 《おぅ!ありゃ…》
/807ページ

最初のコメントを投稿しよう!

387人が本棚に入れています
本棚に追加