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《こちらウエワク基地、
中尉の付近に友軍機はいない。恐らくタワラ国軍の機体だと思われる。》
《了解、
もう少しで領空侵犯だ!
追い払わないとな。》
アンダースン中尉が軽いノリで答え、近付こうとした。
その時…
《こちらウエワク基地、
アンダースン中尉、緊急連絡だ、今さっきタワラ国が宣戦布告してきた…》
《えっ…》
《さらに追加報告だ…。
次々と我が軍の航空基地がタワラ軍航空部隊に襲われている。
恐らく、我が基地に攻撃をかける編隊だと思われる。
アンダースン中尉、すぐに迎撃部隊を送る。それまで敵を足止めしてくれないか?》
アンダースン中尉は基地管制官の命令に悩んだ。こちらは二機、向こうは二十機以上。まともにぶつかれば勝ち目は無い。
しかし、戦うしかない。
《くそっ…わかった!
早めに迎撃部隊をよこせよ!!》
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