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ライトニングはそのまま一気に速度を上げ、離脱していった。
《なんて奴らだ…
フランカ上等兵、大丈夫か!》
《はぁ…はぁ…大丈夫…です。》
《フランカ上等兵!?》
《大丈夫…
無茶な機動をしたので、ちょっと疲れただけです。》
《わかった、余り無茶するなよ。》
《了解…。》
少しバテ気味なフランカ上等兵を気遣いつつ、リベレーターの位置を確認したアンダースン中尉が慌てる。
「しまった、リベレーターが!」
ウエワク基地まで僅かな距離にリベレーター、二十四機が迫って来ていた。
《アンダースン中尉から各員、
リベレーターに突撃!
引っかき回せェ!!》
了解!
アンダースン中尉の隼は降下しながら一気に距離を詰める。
サクヤ軍曹、ユベール伍長、フランカ上等兵も後に続いた。
「間に合え…
間に合え…
間に合ええぇえェ!!!」
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