387人が本棚に入れています
本棚に追加
/807ページ
今回は敵側視点で…
第三爆撃中隊、
エフゾーネ大尉視点…
《くそっ、
第ニ中隊がやられた!》
目の前を飛ぶ第ニ中隊のリベレーターが次々と撃墜させていく。
《各隊は機体の距離を詰め、互いに防御せよ!
互いの機銃で敵を撃墜せよ!》
爆撃隊を率いる部隊長は、ヒステリックに同じ事しか言わない。
「使えねェ…」
エフゾーネ大尉が部隊長の乗るリベレーターを睨み、作戦前に部隊長が言っていた事を思い出す…
(何が…
敗残兵の集まっている基地に、爆撃するだけの簡単な任務だよ…)
部隊長は敵基地には未熟な搭乗員しか居らず、機体の防御用機銃で撃墜できると言っていた。
仲間の中には「ターキー(七面鳥)撃ち」や「ターキー狩り」と敵機を馬鹿にしていた者もいた。
最初のコメントを投稿しよう!