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「爆弾倉、開くぞ!」
「了解!」
ここでゆっくりと爆弾倉の扉が開き、ガクンと速度が落ちた。
扉が開いたために、機体の空気抵抗が増えたからだ。
「進路そのままァ…」
爆撃手が爆撃用照準器を覗き込みながら機体を誘導させる。
「エフゾーネ大尉!
前方からファルコンが一機!」
上部機銃を受け持つフェルト二等兵が報告する。
「エフゾーネ大尉!」
「爆撃用意だ、
今さら進路を変えられるか!
それよりフェルト二等兵!
迎撃しろ!」
「りょ、了解!」
《エフゾーネ大尉から各機、
爆撃用意。敵機は機銃で追い払え!》
了解!!
部下達の返事と同時に上部機銃が射撃を始めた。
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