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照準器越しに敵機が穴だらけになっていく。
「このっ!」
機体を横滑りさせ、銃撃した機体を避けた。サクヤ軍曹も後に続く。
「まずは一機!」
銃撃を受けた敵機は空中爆発し、破片を巻き散らす。
「あいつは…
P‐40ウォーホークか!」
アンダースン中尉の隼はそのまま機首を上げ、凄まじい重力に耐えながら機体を再び上昇させた。
アンダースン中尉らの奇襲に気付いた他の敵機は一気に散開、回避運動を取る。
《よし、もう一回かますぞ!》
《はっ、了解です!》
そして敵の編隊を飛び抜け、そのまま宙返りして再び急降下をかけた。
目標は未だに回避運動をとっていない機体。
まだまだ腕が未熟なのか…
他にも理由があるのか…
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