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始めは小さなゴマ粒だった…
しかし、そのゴマはだんだんと大きくなり一機の戦闘機になった。
それはまるで体当たりをするようにエフゾーネ大尉のリベレーターに真正面から接近する。
「フェルト二等兵!」
「わかってます!!」
フェルト二等兵の必死な声が返る。
操縦席から見えるモノは上部機銃が放つ曳光弾とそれをかわし、瞬間的に迫る敵機であった。
「来るぞ、衝撃に備えろ!」
エフゾーネ大尉は覚悟を決め、迫り来る敵機を見る。
しかし、敵機は機銃を射たずに上昇。
エフゾーネ大尉のリベレーターを飛び越えた。
「何だ!?」
「撃たない??」
「弾切れか、機銃の故障か?
助かった…!」
エフゾーネ大尉らが安堵する。しかし、それは早かった…
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