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――そして、最後に自分自身の事を話しました。
「私は結婚する事が出来ました。今は凄く幸せな日々を送っています。
隊長…いえ、夫は私を大切にしてくれます…やや、過保護気味ですが…。」
そう言って小さく笑う。隣にいるアンダースンは「しょうがないだろ?」と呟きます。
「しょうがない…ですけどね。もう少し、見守って欲しいです。」
私が拗ねたように、頬を膨らますと、アンダースンが真剣な表情でこう言いました。
「だがな、俺にとっては大切な妻(ひと)であるし――
それに、自分だけの身体じゃないんだからな。そりゃ過保護にもなるだろ?」
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