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私はそんな夫の言葉に黙ってしまいます。
そして、前よりも膨らんだお腹を撫でました。
――これが私が戦闘機の搭乗員(パイロット)を辞めた理由。
今、私はアンダースンの子供を身篭っています。初めて妊娠がわかった時は嬉しくもあり――怖くもあった。
しかし、私には夫がおり、戦友(とも)がいた。
将来がどうなるか不安で、泣き出してしまった事があった。
そんな時に夫や戦友達は私を優しく抱きしめ、励まし、支えてくれた。
だから大丈夫――
だから私は、頑張れるんだ!
終
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