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リベレーターの編隊が基地の外に次々と爆撃を始め、引き返していく。
《奴ら…
爆弾を棄てているのか?》
《そうみたいです。
次々と引き返していきますね。》
アンダースン中尉が一息入れ、周囲を確認する。
いつの間にか護衛戦闘機のライトニングも消えていた。
《こちらウエワク基地管制官、
迎撃に出た全部隊に告ぐ、敵は撤退している。
各部隊は基地に帰還せよ。
繰り返す、迎撃に出た…》
《よし、基地に帰るか。
皆は先に降りていろ、俺が上空援護する。》
《了解しました。
でもアンダースン隊長?》
アンダースン中尉の命令にサクヤ軍曹が疑問を投げる。
《うん?》
《弾切れでは?》
《あ……。》
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