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苦笑いしながらサクヤ軍曹が話を続ける。
《アンダースン隊長、
先に降りて下さい。自分達が上空援護します。》
《あぁ…すまん。》
アンダースン中尉が情けなさそうな顔をしながら、無線を基地に繋ぐ。
《アンダースン中尉から、
ウエワク基地管制官へ。着陸許可を願う。》
《こちらウエワク基地管制官、
滑走路の使用を許可する。しかしメインの滑走路は空襲で使えない。予備の滑走路を使用せよ。》
《了解。》
《予備の滑走路も穴だらけだ、脚を引っ掛けるな。》
《わかった。》
アンダースン中尉の隼は、予備の滑走路を飛び越す。滑走路の損傷具合をみたのだ。
そして反転、ゆっくりと予備の滑走路に降りた。
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